suolo – Barley.

suolo の新作バッグが入荷しました。
新型、新素材のトートバッグです。

 

やや大きめ中型の縦長トートバッグ。ベーシックなスタイルで安心感を感じさせてくれるデザイン、サイズ感となりますが、意外とありそうでない縦横比なのかもしれません。

 

“ミリタリージュート” と名付けられたジュート麻のツイル織り生地。特に春夏に限定したファブリックではなく、今後年間定番として運用されていくとのことです。

ポイントは、コットンキャンバスではなく、ジュートツイルであるということ。ジュートは頑丈で軽量、コットンよりも繊維が硬いこともあり、糸が節立ってしまうため、織りムラのように見える箇所がところどころに見られます。そのムラも含めて、素材感が際立ち、天然素材特有の風合い、趣を感じられるというものです。
栃木レザーによる縁取りもさりげなく効いていて、ナチュラルな柔らかさだけにならないよう引き締め効果があると思います。

 

suolo の考え方として、バッグをファッションアイテムとして捉えているということがあります。もちろん実用性をないがしろにするわけではありませんが、機能とお洒落、どちらを優先しますか、という話で、suolo はコーディネイトで映えるということを大切にしたいということです。

ですから、実用性を優先してポケットを機能的に配置するということもせず、デザインの中で無い方がよければ無いでもいいだろうと。むしろデザインを邪魔するくらい必死にポケットや何やらを装備するのはちょっと興ざめしちゃうかな、、みたいなスタンスです。

 

このモデルもポケットは左右側面の方に二つ、前後と内部は無しという潔いつくりです。すっきりしたアナログ感、そして素材の風合いが映えるような全体像となっております。

 

ハンドルの長さは肩を通すのにぎりぎり足りるくらいです。これは肩から掛けずに、手でグリップして持つスタイルが考慮された結果で、ここがもう少し長いと、手持ちで提げた時に、地面に届いてしまう心配が生じます。
デザイナーさんは、バッグを持っている姿、見え方を大切に考えていて、ブラブラと手で持つということをかなり重視されています。

毎日使うビジネスのバッグに機能を求めるのは当然としても、プライベートの私服用のバッグとして考えた時には、suolo の鷹揚な考え方も魅力的に感じます。
機能性のありがたさと、滋味溢れる天然素材の魅力。バッグとしては、なかなか両立しない2つの要素ですが、場面を選びながらどちらも楽しめるといいですね。

 

suolo – Barley
col : Beige / Black
price : 13,000 (+tax)

 

suolo – Ibex.

suolo の新作バッグが入荷しています。
今季新型のリュックサックのモデル Ibex は、キャンバスとレザーパーツのコンビネーション。今回もたいへん suolo らしい雰囲気です。

 

ヴィンテージのミリタリーバッグを彷彿とさせるような、なんとなくレトロな風情。このなんとなくレトロとか素朴とかいう印象から連想するノスタルジーのようなものは、suolo のバッグに共通するニュアンスなのかもしれません。

 

帆布もこれまでのものと一新して、”ミリタリーキャンバス” と名付けたUS産のものとなっています。非常にしっかりした厚みがあり、これに後加工のバイオウォッシュでアタリをつけています。

レザーはいつも通りの栃木レザー。厚みのある重厚なレザーとなっております。

 

フラップを開けるとコードで絞る式の本体口。コードを留めるレザーパーツはホールド感がしっかりしていますので、紐を結ばずにキュッと絞るだけでも大丈夫です。

 

内部ポケットが備えられ、背側のファスナー口からこのポケット内部にアクセスする構造になっています。

 

ハーネスの打ち込み方は何やらものものしさがあり、かわいさの裏にある頑強さというギャップがいいです。

裏には緩衝のためのウールフェルトがしっかりです。

 

suolo のバッグは、ファッションからのアプローチです。
コーディネイトした時の見え方という部分を優先してデザインしていて、化繊素材の機能性重視のバッグでは表現できないものを目指しています。天然素材ならではの、素材そのものの魅力を上手に駆使し、ぬくもりやら愛嬌やら、アナログな美観が引き立っていることが魅力のように思います。

シティでアーバンなスタイリッシュ・ユーティリティバッグの魅力も当然分かりますが、リネンだったり、ウールのツイードだったり、天然素材の質感が引き立つ洋服を着たときには、やはりバッグのテイストもこっち側に振れるとまた一層、というものではないでしょうか。

 

suolo – Ibex
col : White / Beige / Night Black
price : 23,000 (+tax)

 

suolo – Nomad.

suolo のバッグをご紹介します。

Fuzz では初登場となりますが、ブランドとしては定番モデルとなります、Nomad。キャンバス×レザーのしっかりした素材感の中型サイズです。

 

素材としては、ボディが6号キャンバス、レザーが栃木レザー。
厚地でがっちりしたキャンバス生地は、表面にパラフィン加工が為され、その後にバイオウォッシュをかけるという方法で、独特のアタリのある表情と質感になっています。

栃木レザーのパーツの部分も、サドルレザーのような厚みがあってしっかりです。
全体として重厚感があり、タフな仕上がり。多少どこかにぶつけてしまっても、ぶつかってこられても、ほとんと意に介さないですむようなタフネスを感じさせてくれます。

 

ワンショルダー、斜め掛け、手持ち、使い方としては3通りです。
ベルトの調節穴が15個ありますので、短めにして片肩掛け、長めにして斜め掛け、口の内側にグリップできるベルトがありますので、そこを掴んで手持ち、という具合です。

 

内装のつくりは suolo ならでの仕様です。
厚地キャンバスがライニングとされていて、本体がスナップボタンで閉じられます。そのライニングとボディのキャンバスとの間に生まれる空間が内ポケットという扱いになります。

小さなストラップも付きますので、これで本体の口が開かないようある程度固定することもできます。不要であれば取り外せます。

 

結構前からあるモデルなので、店頭では既にお使いの方もちらほらと目にします。
ここのところ、意外とこの大きさのバッグのラインナップが手薄な気がして、ずっと機をうかがっていたこの Nomad をご用意した次第です。

機能重視のバッグには期待できない類いの、素材感を生かしたファッション性を suolo は意識しています。どちらがいいということではなく、使い分けだと思いますので、最近ちょっとナイロンものばかりだな、というみなさんは是非チェックしてみてください。

『やっぱり使い勝手だけしか求めないのは寂しいじゃない』
suoloデザイナーの水野さんはいつも笑ってそう言っています。

 

suolo – Nomad
col : Khaki / Black
price : 19,000 (+tax)