SAINT JAMES – PIRIAC.

SAINT JAMES ピリアック、ちょっと遅れてしまいましたが、今年も無事入荷しました。
カットソーアイテムとしても、前発注で用意していたものはこれで最終となります。

 

例年通り、基本的な商品説明を再掲します。

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クラシックなバスクシャツの厚めの生地とは異なり、ピリアックは普通のTシャツと同じ、薄手の生地のカットソーとなります。

トレードマークのボートネックと左腕部分のブランドラベル、半袖としてはほんの少し長い袖、といったところが特徴です。
シルエットは細からず、太からず、ほどよく普通です。

定番的なカラーリング、独特のフランスなカラーリング、どちらも SAINT JAMES らしいと言えますので、純粋にお好きな色を手にとっていただきたいと思います。

白地に紺のボーダーではつまらないかしら、という心配はまったく必要ないのがクラシックアイテムたる由縁。定番を堂々と着てしまうことで、かえってさまになり、そういうものだという説得力が滲み出すように思います。

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今季は無地攻めの、しかも渋めのラインナップとなっております。

 

並べてみると、何かベテラン揃いといった様相で、フレッシュさがやや足りない気もしないではないですが、実用重視で選びました。

それでも一つひとつきちんと見てください。毎度言っていますが、色そのものの好さを感じていただけると思います。ベージュなどは国産のものとフランスのものとの違いが出やすいですし、中間色の奥ゆかしさもまたしかり。

 

今季の分からサイズ展開を、T4、T5、T6 としています。

 

SAINT JAMES – PIRIAC
col : Many
size : T3 / T4 / T5 / T6
price : 6,800 (+tax)

 

New Arrivals.

Hackney Union Workhouse より、新作のリネンのジャケットが届きました。
ナチュラルかつアーティスティック、らしい雰囲気満載です。

 

襟なしジャケットのかたち、同色系のカラーを切り返した独特なデザイン、シルエットはショート丈でルーズなボックス型、Workhouse ならではの唯一無二な存在感です。

麻100%のしっかりした生地で、サマージャケットという風体です。初夏や梅雨時などの羽織りとして最適なウエイト感となっています。

 

どう着こなすか、ということよりも、ただ着たら絵になるというタイプだと思います。合わせ方よりも、キャラクターとして着こなすという方が正しいような気がします。これ着たいなぁ、と思ったら、きっとキャラが合っているということでしょう。

 

Hackney Union Workhouse – The Printmaker Shirt
col : Beige
size : S / M / L
price : 38,000 (+tax)

 

SAINT JAMES のインラインから、スモックです。ずっとある製品らしいのですが、Fuzz では初登場となります。

 

一応シャンブレーということですが、太番手の糸が使われて、ウエイト感としてはデニムといった方が分かりやすいです。ムラ糸のデニム。

デザインとしては、ヨーロッパのクラシックなフィッシャーマンスモックのスタイルが継承されていて、本来的にはマリン・ワークウェアのメーカーである SAINT JAMES なので、説得力もしっかりです。モノとしての性格はバスクシャツと同じようなカテゴリーになるはずです。

 

SAINT JAMES – Smock
size : M / L
col : Lt.Blue
price : 13,000 (+tax)

 

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緊急事態宣言が出て、新しい局面に入った感がありますね。みんな、さらに厳しくいきましょう、ということだと思いますので、社会の一員としての自覚をもって日々を送らなくてはなりません。
お店としてはどんなスタンスをとるべきか、非常に難しいところではありますが、ここは責任者として、自分自身の感覚を頼りにするより他はないと思い至っています。情報を得て、状況を見て、目先にとらわれずに判断していきたいと思います。

現段階で、Fuzz は通常営業です。状況的に危険はないだろうという判断がありますが、是非来てくださいとも当然言えません。僕自身は、勘どころをしっかり気をつけていれば可能性としてほとんどゼロにできるのではないか、という考えで、この状況下でご来店されるようなお客さんというのは、やはり同じような考え方で、きちんと気をつけている人であろうと思っています。

しかし何よりですね、通販サバイバルの幕が既に上がっておりまして、この先しばらくの間、我々はこれを避けることができません。きっとこれから大手セレクト勢が大砲をボンボン撃ってくると思いますが、臆することなく堂々と、しかし格好つけながら海に沈んでいくという事態にならないよう、なんとか生き抜かなくてはならないわけです。
そうなると、お客さんが来なくとも仕事の量は変わりませんし、僕はお店に出勤しなくてはなりません。お店に居るので、やむない外出をされた方が寄っていただけるよう開けておくという感覚が正直なところです。

ということで、ひきつづき宜しくお願いいたします。3月、4月、5月、こういう状況でなければさぞかし忙しかったであろう、その忙しさを、無理やりにでも別のかたちでつくり出すことができないと、勝ち残ることはできないような気がしています。
ちょっと今は来店は、、と考えているみなさんにおかれましては、是非このブログやオンラインショップをちょくちょくのぞきに来ていただけますよう、お願いする次第です。

来ないなら
買わせてみせよう
通販で

ご存知の通り、秀吉の句ですね。
この場合、信長と家康ではダメ。

 

SAINT JAMES – OUESSANT.

SAINT JAMES 、ウェッソンが入荷しました。

ウェッソンは、秋冬は遅いですが、春夏は早い。まだまだ寒いですが待ち遠しい春を思って、、などと言い添えてご紹介するところですが、今日に限っては春なんてもう目の前?と錯覚しそうです。

 

今季もウェッソンは単色無地のみです。春らしいライトな色合いながら、なんとなくスモーキーな色調のものが多く、春らしさと着やすさが同時にあるように思います。

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OUESSANT (ウェッソン)は、SAINT JAMES の定番バスクシャツです。
バスクシャツとは、漁師や海兵隊など海の上での仕事に従事する人々がある種のユニフォームとして古くから愛した伝統的なアイテムです。洗ってくたびれても味のある肉厚のコットン地、バスクシャツの象徴であるボートネックに、9分丈くらいの袖。大昔から今に至るまで、質感やかたちをほとんど変えずに多くの人々に愛用されています。

ファッションアイテムとしての楽しみも幅広く、用意された豊富なカラーバリエーションも手伝って、本当にさまざまな着こなしが、年齢性別を問わず、またスタイル層を問わずに楽しまれています。
自分の好きな色を、好きなように着る、そしてボロボロになっても着る、というのがウェッソンの正しい楽しみ方です。

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今回もサイズは T4、T5、T6 での揃えとなります。

 

SAINT JAMES – OUESSANT
size : T4 / T5 / T6
col : various
price : 10,800 (+tax)

 

New Arrivals.

comm. arch. のニットが入荷しました。

ブランド定番の Saddle B.B. というクルーネックのミドルゲージニットです。昨年はシャギーしたものでしたが、今年はシャギーなしのスムースなタッチのものとなります。

 

やわらかなジーロンラムウールを素材とし、カシミヤ専門の紡績機によって通常の羊毛よりも細い繊維のみを集めて紡績した糸を使用。ふんわり感と繊細な肌触りが大きな魅力となるニットとなります。

ラムウールの最高峰、こだわりの紡績、そしてハンドフレーム。およそウール素材のミドルゲージニットとしては最高峰と言えるものになっていると思います。
Kei Macdonald の混紡毛糸での贅沢さとはまた違ったかたちで素晴らしいニットをつくりあげていると言えるでしょう。シンプルな単色無地で、まさしく内容勝負で挑む極上のベーシックニットとなっております。

質感もやわらかで素晴らしい肌触り、そして同じように色味もやわらか。comm.arch. のニットも分かりやすくハンドフレームならではの編みの上質さを感じていただけます。

 

comm. arch. – Saddle B.B.
col : Sandalwood / Deep Forest
size : 2 / 3 / 4
price : 19,000 (+tax)

 

こちらはおなじみ SAINT JAMES のマリンニット、CANCALE II。
クラシックアイテムの部類に入るであろう永久定番品です。

 

伝統的なヨーロピアン海のニット、そのフランスのスタイルです。詳しくは過去の記事を再掲します。

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フランスにおいて、海の人間が冬に着るニットとして、非常にトラディショナルなアイテムとなります。古くから漁師が着ていましたし、フランス海軍のユニフォームとしても使われています。

油分を残したピュアウールが素材となっていますので、質感としてはふんわりではなく、どっしりです。ふかふかで暖めるというよりは、もっと実用的な機能を求めたワークウェアな性格が強いというのが本質でしょう。風から守る、飛沫から守る、という船上などで実用的な性能を求められているということです。

そういうものをファッションに取り入れる という、ある種の 『スタイルで着る』 というアイテムであると言えるでしょう。ファッション的な細かいバランスよりも、自分のスタイルで着るということが大切であり、またそれが格好いい!と思えるニットウェアなのだと思います。

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僕も所有しておりますが、なんだかんだで毎年よく着るニットになっています。やはりスタイルがある、ニュアンスがある、というところが一番だと思っていて、どう着る、というところを楽しめるのがクラシックなアイテムならではなのでしょう。
アウトドア的アイテムだからこそ、ウールのスラックスと合わせたりというのが格好いいのだ、とずっと思っていて、そういうなんとなく上級者になれたような気がするという、ファッション的な楽しさを感じさせてくれる気がします。

 

SAINT JAMES – CANCALE II
col : Navy
size : S / M
price : 21,800 (+tax)