John Tulloch – Knit Vest.

ここ数年、秋冬シーズンの恒例となっています、John Tulloch のニットベスト。今年も新色が入荷してきました!

 

John Tulloch はスコットランドのニットメーカーによるニットブランドですが、特にこのシェットランドニットを得意にしています。
シェットランドウールによるニットウェアの特徴は、軽さと暖かさです。繊維がやや硬いために糸中の空気の含有量が多く、軽くてホカホカする暖かさを感じることができます。
今回のこのニットに使われている糸は、シェットランドウールのラム、つまり子羊のウールが使われているために、シェットランドウールでもかなり柔らかく、着やすいものとなっています。

 

Outline
ミドルゲージのクルーネックベスト。シェットランドウールを素材とした中厚のホールガーメント(シームレス仕様)ニットとなります。
クルーネック、胸ポケット、サイドスリット、身まわりのゆとりを余分に取ったボックスシルエット。タイトに着るベストではなく、カジュアルな着こなしに向けたニットベストとなります。

 

小さい肩に、タイトな身幅、コンパクトな着丈、といったトラディショナルなニットベストではなく、元はカントリースタイルなのか何なのか、クルーネックに胸ポケット、スリット入りでカジュアルな味付けで仕上げられています。

 

クルーネックはわずかに立ち上がり、裾は絞りが無くてストンと落ちます。スリットが入っているので着丈が長いのかと思いきや、特にそういうわけでもありません。
なかなか不思議なバランスですが、これがいいくらいのアクセントとなり、いい具合に力の抜けたカジュアルスタイルにちょうどよく使えます。

今回、濃い茶色の Conker、なんと表現していいか分からないので、カーキブラウングレーと表記した Donkey、2色の展開となります。
そして、これもよくあることなのですが、サイズ感が色ごとに違っています。Donkey の方が丸々1サイズ分くらい大きく上がってきていますので、2色買いなどを目論む際などお気を付けください。

 

John Tulloch – Crew Neck Vest
col : Donkey / Conker
size : M / L
price : 19,800 in tax

 

今季、Fuzz では久しぶりにブラウン系の色が充実している気がします。
ブラウンの上からブラウンを、ベージュくらいを挟んでまたブラウンを、みたいなことも今季はできるかもしれません。
ブラウン・ラバーに栄光あれ。

 

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11月4日(月) 定休日

New Arrivals.

SOUTIENCOL のウールスラックスが入荷しました。
定番モデルの Piped Stem、今シーズンはウールギャバ。

 

Outline
安定感、安心感抜群のブランド定番の大人のベーシック・スラックスです。
クラシックなトラウザーのディテールに、スリムテーパードシルエット。
『パイプドステム(煙突)』 の名の通り、テーパードは最低限となりますが、全体にすっきり感のある細身型のカジュアルトラウザーとなります。
生地は 『ウールミリタリーギャバジン』。軍用の制服などで使用されていたウールギャバジンをイメージしてつくられた、中厚でごわつきのないソフトなウール生地となっています。
裾は未処理(ロックのみ)となっています。

 

カラーは Amber、琥珀色。
琥珀色で PIN と来ない場合には、ブリティッシュ・ミリタリー・ブラウンというのか、キャラメルブラウンというのか、キャメルというのか、そういう感じの表現になると思います。
とてもヨーロッパ的カラーだと思います。

 

すっきりしたフォルムですが、名前の通り、煙突型パンツなので、テーパードはあるものの、最低限です。細身の印象ですが、裾幅としてはそれほど狭くありません、ということは、どちらかというと、尻まわり、腿まわりが細いということになります。

わたくしもウエスト的には2でなんとか入るはずですが、ちょうどよいと感じるのは3で、さほどの余裕を感じませんでした。

 

シンプルなので、いい素材、いいカラーを、というアイテムかと思います。
上品なのでビジネスユースもアリだと思いますし、トラッドな堅さを感じませんので、カジュアルでも格好よく穿きこなしていただけるはずです。

 

SOUTIENCOL – Piped Stem *Wool Military Gabardine
col : Amber
size : 1 / 2 / 3
price : 27,280 in tax

 

もう一品、こちらはイギリスのトラディショナルなアイテム、シェットランドセーター。
ケーブルニットのシャギードッグです。

Outline
シェットランドウールによるミドルゲージのケーブルニットにシャギーを入れて起毛させています。
表面起毛は、アザミの実によって編地表面を掻いて起毛させるというイギリスの伝統的なニットの加工です。
ケーブル編みとシャギーの分、厚み、ボリュームが通常より増していますが、元々軽いシェットランドウールの特性もあり、ふんわりと軽いニットとなっています。
クルーネックに昔から変わらないクラシックなボディは、ノーマルなシルエット。
伝統的なブリティッシュ・ニットは流行り廃りのないトラディショナルなアイテムです。サイズ選びによって好みのフィットやサイジングを決めてください。

 

濃色という影響もあってか、ケーブル柄は判別しにくくなっていますが、遠目で見るとけっこう分かります。

 

カラーは Mole、つまりはモグラ、すなわちスパイ。
モールスキンというのは、モグラの皮、つまりスパイの面の皮。

とても見栄えがよく、コーディネイト的にはけっこう使いやすいかと思います。
それこそモールスキンのフレンチワークのインでもよさそうな気がしますがいかがでしょう。このくらいのニットを着たら、厚手のアウターは冬に入ってもしばらく不要で、遮風性の高いしっかりした生地のアウターがちょうどいいと思います。
この後しばらくは、ニットを着て地の厚くないしっかりめのアウターを羽織るか、あるいは肉厚のアウターを羽織ったら、インにはシャツやハイネック系のカットソーを着るか、という感じになるかと思います。

しかし冬の足音は聞こえますが、今日あたりはずいぶん穏やかで、空も秋の雲でしたねぇ。

 

John Tulloch – Cable Shaggy Crew Neck PO
col : Mole
size : 40 / 42 / 44
price : 26,400 in tax

 

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11月27日(月) 定休日

John Tulloch – Knit Vest.

イギリスの老舗ニットメーカー、John Tulloch のニットベストが今年もやってきました。
ここ数年継続している、クルーネックのポケットとスリット付きシェットランドニットベスト、です!

 

Outline
ミドルゲージのクルーネックベスト。シェットランドウールを素材とした中厚のホールガーメント(シームレス仕様)ニットとなります。
クルーネック、胸ポケット、サイドスリット、身まわりのゆとりを余分に取ったボックスシルエット。タイトに着るベストではなく、カジュアルな着こなしに向けたニットベストとなります。

 

グレー、ネイビー、ブラック。
今年はセメントチョイス(ガチガチの選択)となりまして、かえって珍しいと思います。
定番あっての差し色、堅実あっての奇抜ですから、時々はベーシックなカラーをしっかり積まなくてはいけません。
とにかく、コーディネイトで使いやすく、着ていて安心感のある3カラーをご用意しました。

 

Flannel Grey、中濃度、普通のグレー。

 

Concord、やや暗め、普通のネイビー。

 

Black、普通のブラック。

 

わずかに立ち上がるコンパクトなクルーネック、リブの仕様でないアームホール、わずかに深めのサイドスリット。肩は小さく身頃はタイトという、これまで当たり前とされていたニットベストのスタイルとはかなり異なります。
肩も少し大きめに取られ、身まわりも適度な余裕が持てるような設定。そして、サイドスリットが入っていても着丈が長いということはなく、ここはニットベストの着丈になっていて、イマドキのシルエットというのもまた違う感じです。

 

このバランスがけっこう調子が好く、店頭でも好評です。
ぴっちりとタイトに着る気分でもなく、かといってあまりルーズ過ぎると上から羽織るアウターに影響を与えますので、絶妙な着地点になっているようです。

 

John Tulloch – Crew Neck Vest
col : Flannel Grey / Concord / Black
size : M / L
price : 18,150

 


 

(ムダ話)

つい先日の話、妻となんてことない会話をしている最中です。わたくし、調子よく喋っていて、いつものように固有名詞が出てこない。ここ(喉のあたり)まで出てきているのに、『ほら何だっけ、ほらあれ』 を繰り返すこと山のごとし。
そしてアップアップしながらとうとう出てきたのが、『すがしかこ』。そうそう、これだ、やっと出てきた。
しかし待てよ、何か違う気もするぞということで、さらに思い出そうとすると、このワンステップが役立ってすんなり出てきました、答えは 『橋田 壽賀子』 です。

なんと、スガシカオが出張ってきて間違えたのです。
これに気がついた時、まあ火が点いたように笑いました。一回確信したし、けっこうそれっぽいし。なんだよスガシカコって。
これを我が家では 『スガシカオ混入事件』 と名付け、後世に語り継いでいくことになったのでした…

 

秋の夏が終わりまして、ようやく晩秋を迎えられそうです。
この週末くらいからグッと気温が下がるようなので、さらに業務にまい進したいと思います!

 

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11月13日(月) 定休日

John Tulloch – Brushed Knitwear.

John Tulloch、パート2、こんどはシャギードッグのセーターが入荷しました!

 

先日にスリットが入ったニュータイプの John Tulloch をベストとセーターでご紹介していますが、それとはまた別ルートで発注を入れて手配された John Tulloch ニットです。
こちらはオールドタイプ、というよりはトラッドアイテム、シェットランドセーターに起毛加工をかけた “シャギードッグ” セーターとなります。

Outline
起毛加工を施したミドルゲージのシェットランドセーターです。
通称 “シャギードッグ(ムク犬)” と呼ばれ、アザミの棘によってニット表面を引っ掻き、ムク犬のようなモコモコした表面起毛を持つニットです。ニット地に暖気が溜まる余地を増やし、暖かさを増すという古くからある伝統のニット加工となります。
素材は軽さと発色の美しさが特徴のシェットランドウールとなります。2プライ(2本撚り)のニットでミドルゲージですがしっかり肉厚感がございます。
伝統的なホールガーメント(編み合わせの無い丸胴)、サドルショルダー(袖の編み合わせ部分の形状がサドル型)といったトラディショナルなスタイルのクルーネックセーターであり、昔も今も変わらず、軽くて暖かいことが大きな魅力になっています。

 

モコモコ、ふわふわ、ちょっと面白い質感です。掻いた分、生地そのものが柔らかくなっていて着やすいです。起毛感によって、発色もマイルドになるのが特徴です。

 

シルエットはスタンダード、クルーネックのネックは狭め。
イギリスのカントリースタイルでも着られますし、アイビーなどでも着られます。トラディショナルなアイテムは、世界中、幅広いフィールドで愛されており、いろいろな着方がされています。

今回は格好よく着られるイメージでブラックとブルーを選びました。
スタイリング的に、ビビッとイメージが湧いてくるかと思うのですが、いかがでしょうか。

John Tulloch – Brushed Crew Neck PO
col : Black / Royal
size : 38 / 40
price : 19,800 (税込)

 

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