HAND ROOM – Polyester Cotton Feel T-Shirt.

HAND ROOM のコットンライク・ポリエステル天竺Tシャツが入荷しました。
他のブランドとはまた違ったアプローチの名品です。

 

HAND ROOM のフラッグシップアイテムはデニムになりますが、第二の定番としてボタンダウンシャツがあり、第三の定番がこのアイテムと言えるのかもしれません。
(ボタンダウンシャツも良品なのですが、Fuzz では SOUTIENCOL が君臨していますので、とりあえずシャツアイテムは見送っています)

数年前につくられてから、かなりの好評を得ているということで、ブランドさんの自信を持った推しがあり、実際にモノの好さもしっかり感じられましたのでセレクトに至りました。

 

Outline
コットンライク・ポリエステル天竺Tシャツ。
機能的なポリエステルの糸を用いて、コットンのようなタッチとルックスを目指した生地が特徴です。
ポリエステル素材ならではの速乾性、シワになりくい性質、色褪せや匂いがしにくい性質、UVカット機能、といった優れた特性を持たせ、爽やかに着ていただけるTシャツとなっています。
シルエットは大きくオーバーサイズというところまではいかない、少々ルーズな設定です。
特徴的な丸底の胸ポケットが目を惹きますが、ネックのリブの切り替えにより、襟まわりのフィット感を高め、またサイドのシームを斜行させ、表側にバインダーを貼ることで、シルエットを安定させるという目立たないながらも気の利いたディテールが見られます。

繊細なコットンのTシャツとはまた違った魅力を備え、機能的で上品なカットソーとして街で映え、また公園などの少々アクティブなシーンでも重宝しそうです。

 

完全にコットンに見えるのか、同じ質感なのかというと、さすがにそうはいきませんが、いい線は行っていると思います。
よく見るとほんのりと光沢がありますが、コットンでも細糸度詰めであれば光沢感がありますし、それほど遠くはないでしょう。
タッチとしてはサラサラとした感じ、強撚糸のシャリ感の方に近いです。

何よりも、コットンにはない機能が満載していることがこのTシャツの一番の特性です。
すぐに乾く、色褪せしにくい、匂いにくい、シワになりにくい、UVカット、という実用の部分で魅力的な機能を備え、かつシルエットもいい感じで見え方も自然であり、ディテールなどもしっかり気が利いています。

 

サイドに少し斜行してシームが走るのですが、その上に表からバインダーを付けています。サイドにバインダーを付けること自体が珍しいですが、しかも見えるようにというのは面白いです。
シルエットを美しく、安定させる効果があるということです。

 

ホワイト。

グレー。

ネイビー。

ブラック。

 

上の写真はMサイズを、下のサイズはLサイズを着ています。
ポリエステルなので洗濯縮みが出ませんので、自分としてはMで充分かなと思いました。
ゆったり派の人は同じような体格でもLを選ぶかもしれません。

 

このTシャツを見て、『爽やかに着ていられる』 という要素は、Tシャツとしてすごく重要なことではないだろうか、とすぐに思わされました。
暑くなると気になるのは生地が身体に張り付く感じと、汗を吸ったシャツの匂いですから、このTシャツがあれば!というシーンがいくつも思い浮かびます。

PIN ときたみなさん、是非お試しになってみてください!

 

HAND ROOM – Polyester Cotton Feel T-Shirt
col : White / Grey / Navy / Black
size : M / L / XL
price : 11,000 (税込)

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

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3月27日(月) 定休日
4月3日(月) 定休日

HAND ROOM – 5 Pocket Jeans.

HAND ROOM のジーンズが入荷して、サイズが揃いました。

まだまだ寒い日が続きますが、2月に入りましたので、新しいシーズンの新作紹介のペースを上げていきたいと思います。
まずはオールシーズンのみんなの定番、オーソドックスなデニムをおすすめしたいと思います。

 

この秋から新たに展開をはじめた HAND ROOM のデニムですが、結局、しっかりご好評いただきました。年が明けて、冬の買い物を終えた人も出てきたなか、またちらほらとお求めいただくようになり、ちょうどよいタイミングで補充の入荷をすることができました。

そして、このタイミングで価格改定が入ります。昨今の値上げの波に抗うことができず、残念ながらせざるをえないという状況になってしまったということです。
その影響もありまして、今回はレギュラーフィットとワイドフィットでの入荷となります。

 

HAND ROOM のジーンズは、旧式の織機を使い、適度にムラ感のある糸を使うことで、ヴィンテージのデニムに似たクオリティを再現していますが、スタイルとしては 『古きよきアメリカン・デニム』 という方向に突進することはせず、カジュアルでありながらもエレガントな雰囲気で仕上げていることが特徴であると思っています。
カントリーではなく、シティの薫りのするデニム、しかしかといって、フェロモンを出しにいったり、格好よくキメにいくようなシャープなテイストというわけでもなく、あくまでもオーソドックスの範囲でうまくバランスをとっていて、いろいろなスタイル、テイストに、すんなりと溶け込んでくれます。
僕が Fuzz の定番デニムのポジションに HAND ROOM を選んだ決め手は、このバランス感の好さ、そしてそこからくる温度感や印象の好さです。しっかりしたクオリティがあり、しかしこれ見よがしな強い主張が無く、結果的にデニム本来の魅力である、スタイリングにおけるオールマイティをしっかり確保しているというところであります。

 

Outline
(素材・生地について)
スーピマ綿と上質な米綿をブレンドし、ランダムなムラが出るよう紡績。赤味を抑えたインディゴ色を表現するため、ピュアインディゴに草木のタンニンをプラスして染色しています。
旧式力織機で縦糸を弱テンション設定にて織って、織り上がり風合いとハードな表情を残すため、特殊な防縮加工をしています。
(縫製について)
糸の中心部がポリエステルの丈夫な綿糸を2色使い分けて、20番ステッチと30番ステッチを中心に縫製しています。より強度を要求される脇やウエスト部分には太い8番ステッチを使い、ユニオンミシンを中心に本格的なステッチワークを駆使して縫製しています。
パッチポケットはポケット口の両端に隠しリベットによる補強と落としカンヌキを入れて、1枚ずつ1本針ミシンで丁寧に縫製されています。革パッチは厚手の鹿革に1枚ずつ焼印にてレーベルを入れています。ユニオン社製ミシンによる力強いヨークと尻ぐりの巻縫いはスピード感溢れる美しいステッチワークで縫製されています。

 

というわけで、こちらが定番中の定番モデルとなるレギュラーフィットのモデルです。
やはり501的なポジションを意識して、ボタンフライにするなど501をベースにはしていますが、テーパードをわずかに利かせ、少しすっきりめに仕上げています。
標準からやや細いくらいの太さで、いわゆる万能型のシルエットになっており、ジャストサイジングで着こなしをする人が安心して何にでも合わせてしまえるデニム、という感じだと思います。

 

すっきり感があるので野暮ったくならず、ジャケットと合わせられる品の好さがありますが、そのために股上をグイッと浅くしましたということも無く、グッドバランスです。
とにかく持っていれば年間通じて自然と出番が多くなるのではないでしょうか。

 

HAND ROOM – Regular fit 5 Pocket Jeans
col : Indigo
size : XS / S / M / L / XL
price : 26,400 (税込)

 

こちら、結果的にレギュラーフィットと遜色ない人気となりました、ワイドフィット。
レギュラーフィットの出発点が501であるのに対して、こちらは初めからファッション的なアプローチでつくられていて、僕としては普通に洒落たシルエットであるという評価です。
股上がそれなりに深く、といっても腰まわりは適度にコンパクトにしつつの、すとーんと落としたワイドストレート。ワイドといってもレギュラーに対してのワイドという意味合いで、バギーな印象までは無く、少し太めですねというくらいです。

 

ですから着こなしの際に、少しファッション的ニュアンスが強まります。太すぎない太いシルエットが心地好く、ペインターなどのワーク色の強いデニムとはまた違い、上品なニュアンスで着こなせるのが絶妙です。

 

HAND ROOM – Wide fit 5 Pocket Jeans
col : Indigo
size : S / M / L
price : 26,400 (税込)

 

わたくし個人的に、レギュラー、ワイド共に穿いています。以前ここでご紹介しましたが、FUJITO のビッグシルエットシャツとワイドフィットの取り合わせは、若い人だけでなく、僕のようなおじさん年代でも品よく、今っぽく着こなせるような気がしてお気に入りです。
ワイルド過ぎず、トレンディ過ぎず、しかししっかりエフォートレスな雰囲気で、実際にリラックスしたフィットで楽ちんです。

レギュラーフィットの方は、ある程度色落ちを意識して穿いていこうとは思っていますが、さすがにもう目くじらを立ててきれいな色落ちを目指すぞという気概はありません。普通に穿いていった結果、どんな表情が出てくるのか楽しみだなというくらいの向き合い方で、普通に穿いて、普通に洗って、けっこう穿いたな、どれどれ、みたいな感じになると思います。

そんなわけで、新しいシーズンでも引き続き、HAND ROOM のデニムをおすすめしていきたいと思います。まだのみなさんは、是非お試しになってみてください。
デニムを新調すると、意外なほどテンションが上がります!

 

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Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
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2月6日(月) 定休日
2月13日(月) 定休日

HAND ROOM – 5 Pocket Jeans.

新規取り扱い、ジーンズをメインプロダクトとする東京の HAND ROOM、この秋から Fuzz でスタートします。
新シーズンの新トピックが早くも登場です。
みなさん、この秋は気分も新たに、デニムを新調しましょう!

 

● HAND ROOM
“CRAFTMAN’S HANDMADE for EXCLUSIVE DAILY WEAR”
日々を共に過ごすアイテムにこそ、妥協なきクオリティーを追求したい。
普段着こそ、贅沢にしつらえた上質を永く楽しんでもらいたい。
長年共に服作りをしてきた、日本各地の優秀な工場と優れた職人の技術を活かし厳選した最上質な素材を用いて、洗練されたモダンで着心地の良いパターンメイキングを駆使し、最上級の縫製技術を持つ工場で、丁寧に仕上げたデイリーウエアー。

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クリエイティブデザイナーとして中心となっているのは岡田安彦氏。TABLOID NEWS というやはりデニム中心で展開するブランドでパタンナーをされていた経歴を持ちます。
ブランドの根幹を為すのは、岡田さんの 『ベーシックなアイテムへのこだわり』 と言えるでしょう。
ジーンズをすべてのファッションのベースとなる服として捉え、どんな服と合わせても恥ずかしくない服であり、身につけている本人にとって最も身近な存在、ずっと身につけていたいと思われる服でありつづけたい、という考えを持ってブランドを展開されています。

 

Fuzz の品揃えとして、定番的な5ポケットのデニムは少し前から狙っていたところでした。いくつか候補がある中で HAND ROOM を選んだのは、最後はやはりフィーリングなのですが、僕の印象として、デニムブランドがまといがちな熱くてこってりした主張が希薄で、なんとなくスマートな感じに見受けられました。だからといって気軽にファッションしている中でのデニムということでもなく、真摯に丁寧なものづくりをしていることが伝わってきます。さらに言うと、定番的なアイテムであるデニムだからこそ漂わせがちな、ある種の思想みたいなものをほとんど感じず、フラットというか、ニュートラルな雰囲気を漂わせているように感じたのも魅力的でした。

 

Fuzz でデニムと言えば、Ordinary fits のアンクルデニムがありますが、僕の中ではこれカジュアルパンツのカテゴリであり、『カジュアル・ファッション的に気の利いたデニム』 という位置付けです。これはこれで続けていくのでご心配には及びません。

HAND ROOM のデニムは、『本格デニム』 と捉えています。旧式の織機によって織られ、素材や染色にも手間と時間をかけてつくられたものであり、着こなしが大事なのはもちろんですが、その前に、本格的なデニムですよということが肝になります。メンズ全般としてのベーシックアイテムであるジーンズ、ということです。

そして、そういうジーンズには、ジャケパンスタイルができて欲しい、ということも大事なポイントにしています。しっかりした革靴とジャケットと合わせても、スマートに着こなせるということも求めた結果、HAND ROOM のデニムに行き着いたのでした。

 

ここからようやくプロダクトについてですが、いろいろと専門的なポイントがたくさんありますが、そこは思いきって割愛してしまいましょう。リベットがどうとかそういうことは、このレベルのデニムブランドは当たり前にこだわっていますので、分かりにくいことを並び立てることもありますまい。これ以上文字数を増やすことも気がひけます。。

伝えておきたいポイントは、オリジナルのデニム生地です。スーピマ綿と米綿をミックスして適度なムラを出していること、インディゴに草木のタンニンをプラスした独自の染色であること、旧式力織機によって時間をかけて織り上げて、最終、特殊なサンフォライズ加工で仕上げていること、といったところが HAND ROOM 独自のこだわり部分となっております。

このオリジナルのデニム生地をブランドの定番として、レギュラーフィットを中心に、スリムフィット、ワイドフィットが用意されています。今回はこの3タイプ、全てご用意しましたので、ご自身のスタイルに合ったフィットを選んでいただけたらと思います。

 

まず定番の一番手、レギュラーフィット。太からず細からずという設定です。
軽くテーパードが利いて、股上はジャケパンなどのきれいなコーディネイトを見越して、やや浅めという感じ。一昔前の浅すぎる感じではなく、お尻のゆとりもほどよくあります。

 

HAND ROOM のデニムはSMLの表記ですが、僕はLサイズを穿いています。一足お先に購入させてもらい、裾上げ済みの状態です。

 

HAND ROOM – Regular fit 5 Pocket Jeans
col : Indigo
size : XS / S / M / L / XL
price : 23,100 (税込)

 

続いてスリムフィット。ストレッチデニムではないので、スキニーのような細さではありません。
でもしっかりすっきりな細身で、股上も浅めとなっています。

 

こちらもLサイズを着用。なんだか懐かしい細さで、新鮮に感じます。

 

HAND ROOM – Slim fit 5 Pocket Jeans
col : Indigo
size : S / M / L
price : 23,100 (税込)

 

最後がワイドフィット。
股上が深めで、微テーパード。極端な太さではなく、上品さがあります。

 

こちらもLサイズを着用。これも丈詰め済み。やはり太いと穿いていて楽な感じがあります。

 

HAND ROOM – Wide fit 5 Pocket Jeans
col : Indigo
size : S / M / L
price : 25,300 (税込)

 

要尺の関係でワイドフィットだけプライスが異なりますが、横並びで眺めてみると、プライスの面でも誠実なことが分かります。

ブランドさんに依頼する丈詰めについては、2,200円(税込) という正規料金にて承ります。かつては無料だったそうですが、値上げをする代わりに有償になったようです。

ということで、長くなってしまい申し訳ありません。
なんでしょう、不思議とテンションの上がる新しいデニム。ベーシックなアイテムだからこそ、きっかけがないとなかなかということも多いはずです。しかしいざ行くべしとなれば、なぜかワクワクすると思うのですがいかがでしょうか。

HAND ROOM のデニム、宜しくお願いいたします!

 

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Fuzz
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三栄ビル4F
13:00 – 21:00 (平日・土) / 13:00 – 20:00 (日・祝)
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8月22日(月) 定休日
8月29日(月) 定休日