Another 20th Century – River Runs Over MIL.

Another 20th Century より、新作コートの入荷です。
ブランド定番モデルとなる River Runs Over、今季はミリタリーver. というスタイルで登場です。

 

Outline
アウトドアテイストでデザインされたオーバーコートです。
やや大ぶりでラウンドした襟、チンストラップ、前身頃の立体ポケットなど、特徴的なデザイン・ディテールが散りばめられたハーフコートとなります。
厚手のニットやジャケットの上から羽織れるよう、ラグランスリーブの袖付けになっており、胴部も余裕を大きくとったゆったりフィットとなっています。さらに、袖口はある程度折り返しても裏地が出てこないよう配慮された縫製になっており、まくり上げたり、折り返したりの幅があり、適宜袖丈を調整していただけます。
ファブリックは、コットン・ナイロンの軽やかなワッシャー生地。洗いによって表情がつけられたしなやかで軽量の中厚生地となります。
クラシックな雰囲気をベースに、少々の愛嬌のようなテイストが加わった Another 20th Century らしいプロダクトです。細かなディテールは非常に丁寧に、また意図をもって配され、クラシックと遊びごころの両方の高揚感を感じていただけるコートとなっています。

 

Hi Story
イギリスの森林委員会と環境省により発足された特別監視団体 RFO。支給された River Runs Jacket は厚手のニットの上でも着られるように身幅が大きく取られていました。
ただ冬時季、特に早朝は寒さがきついためジャケットの上からでも羽織れるコートが支給されるようになります。それが、主に監視任務外に着用されていた River Runs Over。
グローブを装着したままでも扱いやすいボタンと大きなポケットに風よけのチンストラップ。ゆったり目のシルエットに加え、裾のプリーツなど動きやすさにも定評がありました
一時は空軍や陸軍にも採用されるようになりました。
※Hi Story はフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

やや大ぶりなラウンドしたカラーが特徴ですが、これまではこのカラーがコーデュロイでしたが、今季は共地となりました。
あくまで架空ですが、このコートが軍支給されていたことがあり、その軍用モデルが今回のこれです、ということになっているようです。

コーデュロイ襟より少しさっぱりした印象になり、これだけでアウトドアのテイストからかなり雰囲気が変わったと思います。

 

生地は薄地というわけではないですが、軽さを感じます。ゆったりした身まわりと相まって、かなり着やすい感じがあることも大きな特徴になっています。この着心地と印象の軽やかさはドレープ感なども含め、このモデルとして狙ってやっているポイントです。

コートの襟が大ぶりになっている場合、襟を立たせると格好いいと相場は決まっていて、チンストラップが付いていたら確信犯なので、これは乗らなければ損です。

 

フロントの大きなフラップポケットには、中にまたポケットが備わっています。

 

脇線にはハンドポケット。

 

袖口は折り返しても自然に見えるよう配慮されていますので、袖丈が余る場合には、少し折り返して着るのがいいと思います。

 

裏地は薄手のコットン生地で、身頃ハーフライニングと袖裏まで。

 

襟とポケットがアクセントになって、一般的な定型のコートとは一線を画します。
オリジナリティあふれるデザインでありながら、どこかクラシックの風情を感じさせるあたりは、このブランドの肝になる部分です。
クラシックなルーツを持たせて、ガツンと遊びを利かせる、そして大人年代に向けているので、きちんとした上質なファブリックを使う、これがアナザーのやり口なのかなと思います。
服好きのデザイナーが同じような服好きに向けて楽しく服つくってます、というブランドさんです。

 

Another 20th Century – River Runs Over MIL
col : Olive Drab / Navy
size : 2 / 3
price : 49,500 in tax

 

ARAN のSWDパーカとハンティングコートで迷っているところに、またまた油を注いだという感触がありますが、いかがでしょうか。
是非このコートも候補に入れて、楽しく物色してみてください。

秋冬服の実需用の時期になり、みなさんひとつ目の色が変わってきたなと感じます。早くに買って待っていた服にようやく季節が追いついて、実際着たらテンション上がる、みたいなことも多いのかなと思います。
そいつに合う服をまた探しに行くのが今の時期ということになるのでしょうか。

寒くなってきましたが、寒すぎず、お洒落を楽しむには一番の時期かと思います。
この週末もご来店をお待ちしております!

 

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MOONCASTLE – Cashmere Silk Wool Knit.

MOONCASTLE のカシミヤ・シルク・ウールのニットが入荷しました。

ラムウールにカシミヤとシルクを加えたブランド定番素材によるベーシックなニットウェアです。
今季はクルーネック2色、モックネック2色でご用意しました。

 

Outline
ウール、カシミヤ、シルク素材のシンプルなクルーネック・プルオーバー。
ミドルゲージの中厚地で使いやすいウエイト感です。ラムウールをベースに、カシミヤとシルクを掛け合わせ、柔らかさだけでなく、滑らかさと艶感、ふくらみが加わり、落ち着きのある美しい発色も特徴です。
シルエットはスタンダードなフィットのジャストサイジングとなります。

 

落ち着いた色味が絶妙です、モスグリーン。

 

なんとなくロンドンなイメージ、バーガンディ。

 

メリノのラムウール(子羊)の肌触りの好さがベースにあり、カシミヤの柔らかさによってモチモチとした質感が加わり、シルクのほんのり光沢する艶感が加わります。
発色に微妙なニュアンスがあり、ソフトで着心地も抜群、ひと味違うニット地となっています。

 

このモデルもシルエット、サイジングは MOONCASTLE の基本型となりますので、ザ・普通です。
流行に左右されないスタンダードニットという立ち位置で、ジャストサイジング勢のみなさんは安心して着ていただけると思います。

 

MOONCASTLE – Cashmere Silk Wool Crew Neck
col : Moss Green / Burgundy
size : M / L
price : 19,800 in tax

 

こちらがモックネック。
クルーネックとボディは共通となり、ネックだけの違いになります。

 

デニム調の色合い、ネイビーブルー。

 

真ん中直球、ブラック。

 

クルーネックとタートルネックの中間地点。タートルネックほどネックにボリュームが出ませんので、少しすっきりした印象です。

 

もちろん、スタイルの違いがありますので、着こなし方も違ってくると思いますが、クルーネックより首が守られている感があって暖かく、寒いしインにシャツを着たりが面倒な時だなと思ったら、厚手のアンダーシャツを着こんでモックネックというのは勝手がいいです。

MOONCASTLE – Cashmere Silk Wool Mock Neck
col : Navy Blue / Black
size : M / L
price : 19,800 in tax

 

今季はインポートのニットの値上がりに付いて行けず、海外メーカーのニットの予算は、このニットとHAND ROOM のニットに回っています。
comm.arch. は例年どおり、元々たくさん。

今年はジャミーソンのニットは入ってきますか?という質問をよくいただいていますが、残念ながらそういうことで。
来年は、どうなることやら。

 

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POSTALCO – Jacket, Coat.

POSTALCO より、スペシャルな冬服が届きました。

ウェアにおけるブランドの代名詞とも言える “フリーアームウェア”。オリジナルのメリノウールのメルトン生地によるジャケット、コートが入荷しました。

 

フリーアームウェアとは、POSTALCO が開発した腕の可動域を広げるための、独特な背面の構造を備えた服たちのことを言います。
肩甲骨に沿って斜めにプリーツを入れ、生地の余分を取ります。これによって、腕を前側や前上方に伸ばす際などに、背中で生地がすぐに突っ張ってしまうということが無くなり、可動域を大きく増やす効果を生んでいます。
特に前傾して乗る自転車や、少し高い棚に手を伸ばす際などにその効果が強く体感できます。

 

そんなフリーアームウェアの、今季の新型、カラーコートをまずはご紹介します。
ハーフコート丈でクラシックな風情でありながら、POSTALCO らしい、というか、POSTALCO にしかつくれないようなコートとなっています。

 

フリーアームの構造はもちろんのこと、素材からデザイン、ディテールに至るまで、しっかりとブランドのこだわりと世界観が詰め込まれ、非常にレベルの高いコートに仕上がっています。
キーポイントは襟とポケット。格好よさとかわいらしさが絶妙に同居しています。

 

Outline
フリーアームウェア、特徴的な襟まわりのウールハーフコート。
背面にシームは入りませんが、フリーアームウエアの構造でつくられ、腕の可動域を広げています。
生地は暖かなウールメルトン。メリノウールを素材として、しっかりした厚みを持ちながら(厚過ぎず)、ソフトで肌触りの好いブランドオリジナル生産のファブリックとなります。
シルエットは全体にゆったり感がありながら、ルーズ過ぎるルックスにならず、バランス好く収まります。
ショールカラーのような襟が特徴的で、後襟を高くとり、首を包み込むように着ることができます。
フロントのポーチポケットは、引手にリングの付いたジップ付きポケットです。デザイン的なアクセントになり、また物入れとして実用的にも活躍しそうです。
両サイドにハンドポケット、内ポケット1つ、前身頃のみコットン生地の裏地が付きます。
袖口は適宜折り返して長さを調節できるスタイルとなっています。
クラシックな雰囲気でありつつも、POSTALCO ならではのデザインやディテールがしっかりと組み込まれ、唯一無二のウールコートになっています。

 

真面目な質感の好さがあり、現代的なシルエットの好さがあり、ポスタルコ的デザインの妙味があり、、という完成度の高さを感じられるコートです。
おもしろいコートだな、と思って羽織ってみると、しっかり格好いい、という感じです。

 

デザインやディテールに独特なものがありつつも、アクが強いわけではなく、シンプルと言えるゾーンに収めてくれているので、コーディネイト的には持っていかれ過ぎません。
いろいろと着こなしを楽しめそうだなとも思わせてくれるし、クールなシンプルスタイルでも充分に映えるし、レベルが高いというのはそこまで含めての話です。

 

ボトムも太くなくてはダメだとかもなく、ネックまわりの演出も楽しそうだし、という感じです。
トラッドな硬さのないカジュアルな上質ウールコートとして、長く使っていけるのではないでしょうか。

 

POSTALCO – Collar Coat
col : Black
size : M / L
price : 118,800 in tax

 

もう一つ、ウールジャケット。
フリーアームシャツをアレンジして、生地をオリジナルのウールメルトンにしたシャツジャケットスタイルです。

 

Outline
フリーアームウェア、ウールジャケット。
背面、肩の部分にスパイラルな縫い目を入れ、斜めの縫い目に沿ってプリーツのように生地に余分を取っています。これにより、腕の可動域が広がり、特に両手を前や上に上げた際にスムースな動きが得られます。
生地は暖かなウールメルトン。メリノウールを素材として、しっかりした厚みを持ちながら(厚過ぎず)、ソフトで肌触りの好いブランドオリジナル生産のファブリックとなります。
シルエットはややゆったり感があるものの、おおよそスタンダードなフィットでベーシックなサイジングです。
両サイドにハンドポケット、内ポケット1つ、前後身頃のみコットン生地の裏地が付きます。
シャツジャケットのスタイルをとることで、スタイリングや着用シーンの幅を広げています。

シンプルがゆえに、素材の上質さ、フリーアーム仕様の面白さが感じやすく、また印象として軽やかさやアクティブな感じがあり、ウールのしっかりした生地ながらも重々しくならずに着られるのが好ましいと思います。

 

インをシンプルにしてシャツっぽく着れば室内で着ていても違和感がありませんし、シャツやニットの上から羽織ればジャケット感が出てきます。

 

ブランドさんの写真ですが、格好いいですね。
年代問わず、さりげなく着て生活に溶け込みながら愛着が増してくる、というイメージでしょう。
ポスタルコの服、に限らずバッグや雑貨まで含め、大きなキーワードとして、『日常』というイメージがあります。しっかり普段使いをして身に馴染んでくるにつれ、服も道具もより魅力を増し、愛着も増すのだと思います。
是非、ポスタルコをそういう目で見ていただき、もう一段深く理解してみてください。おそらく、なるほど、確かに、という感覚が湧いてきて、それぞれのアイテムからブランドのコンセプトがしっかり伝わってくると思います。

 

POSTALCO – Free Arm Button Jacket
col : Walnut
size : M / L
price : 64,900 in tax

 

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LOMER – KANGA ULTRA MTX.

LOMER のトレッキングシューズ、今年も入荷しました。
イタリアのトレッキングや登山靴を得意とするシューズブランドです。

 

昨秋に初登場して好評でした、ロメールのトレッキングブーツ。
専門靴であるがゆえ本格仕様を備えていますが、珍しくデザインも好いというのはイタリアブランドならでは、、ではあるのですが、実は現行の展開ではやはりハイテク感のあるデザインが主流となっています。
このモデルは、インポーターさんが廃盤となっていたモデルの中から見つけ出し、復刻生産を実現させたものということです。
古いモデルであるがゆえにハイテク感の希薄なデザインであり、リアルなトレッキングシューズならではの道具感があり、という面白いシューズとなっております。

 

底の厚い、疲れにくいフォルムは持ちつつ、タウンユースのファッションに自然に溶け込みます。
水に対しては非常に強く、荒天でもへっちゃらであり、クッション性に優れ、さらに抗菌や防臭機能まで備え、長時間の着用にもへっちゃらであり、いろいろなことにへっちゃらであることは注目に値します。

 

雨や雪の日に安心して穿くシューズとしてだけでも価値がありますし、都心にお住いの人に多いですが、ふた駅さん駅くらいは平気で歩きますよ、という普段よく歩く人にとっても価値が高いと思います。
もちろん、軽登山やハイキングなどのアウトドア用のシューズとしても威力を発揮します。

 

Outline
防水仕様のトレッキングシューズです。
LOMERの持ち味である登山向けのオリジナル高機能素材を採用したスニーカーとなり、タウンユースはもちろん本格的なトレッキングでもご利用いただける仕様で構成されています。
水に強い素材、構造、スリップを防ぐグリップ力のあるアウトソール、長時間使用を見越した抗菌・防臭機能と高いクッション性を備えたインソール、一般的なスニーカーに近いルックスですが、山靴ブランドならではのスペックを備えています。

 

・アッパーは防水コートのイタリア産レザーと防水ナイロンで防水透湿素材。
・タン部分は水の浸入を防ぐ構造。
・銀イオンによる抗菌・防臭機能。
・上昇する体温に反応して温度を下げるライニング素材(特許)
・Soft Form Insole (インソール) は、発泡性のクッションインソールを更に多く発砲させて空気の層を大きくすることにより、通気性をクッション性を同時に向上させた自社開発のオリジナル素材。
・アウトソールは LOMERオリジナルの VIBRAM ソール。

 

デザインの感度もいいですし、このボリューム感も意外とバランスが取りやすいです。
ストリートで映えつつ、ロングウォーキングで心強いという魅力的なスニーカー。是非お試しになってみてください!

 

LOMER – KANGA ULTRA MTX
col : Antra / Black
size : 41 / 42 / 43
price : 30,800 in tax

 

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