FUJITO – Knit Balaclava.

FUJITO の 2 Way ニットキャップが入荷しました。
意外と新しい、しかも実用的。

 

Outline
コットンニットによる2WAYスタイルのニットキャップ。
折り返した状態での通常のニット帽に加え、バイクやアウトドアなどで重宝する目出し帽での使用も可能です。
ポリエステル・コットンの機能素材の糸が使用され、撥水性と抗菌防臭機能が備わります。

 

素材は先だってご紹介した Side Rib Sweater と同じ糸を使っています。
ポリエステルの入った機能素材ですが、実用的な機能面だけでなく、もっちりしていて質感も素晴らしい上質なコットンニットです。もちろんチクチクはありません。
この機会に再び サイドリブセーター もおすすめしたいと思います。やっと着れるぜという気候になり、店頭での反応も高まっています。

 

普通に折り返してのニット帽として充分な価値があると思いますが、目出し帽を使うような機会が思い浮かぶ場合には、さらに価値が上がるアイテムだと思います。
冬のバイク乗り、冬の釣りやアウトドア、通年のスパイダーマンごっこ、など。
もちろん、銀行強盗は絶対ダメです。目出し帽の銀行強盗は昭和ですからダサいですし、やるならきちんとクラシックなブラックを選び、イマドキ感を取り入れてスタイリッシュにいきましょう。

 

FUJITO – Knit Balaclava
col : Royal Blue / Charcoal / Camel
size : Free
price : 8,800 in tax

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
10月30日(月) 定休日

New Arrivals.

Another 20th Century より久しぶりの新入荷です。
昨秋冬シーズンに好評をいただきました、River Runs Over が再びの登場です。

Hi Story
イギリスの森林委員会と環境省により発足された特別監視団体 RFO。支給された River Runs Jacket は厚手のニットの上でも着られるように身幅が大きく取られていました。
ただ冬時季、特に早朝は寒さがきついためジャケットの上からでも羽織れるコートが支給されるようになります。それが、主に監視任務外に着用されていた River Runs Over。
グローブを装着したままでも扱いやすいボタンと大きなポケットに風よけのチンストラップ。ゆったり目のシルエットに加え、裾のプリーツなど動きやすさにも定評がありました
※Hi Story はフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

 

Outline
アウトドアテイストでデザインされたオーバーコートです。
やや大ぶりでラウンドしたコーデュロイの襟、チンストラップ、前身頃の立体ポケットなど、特徴的なディテールが見られます。
厚手のニットやジャケットの上から羽織れるよう、ラグランスリーブの袖付けになっており、胴部も余裕を大きくとったゆったりフィットとなっています。さらに、袖口はある程度折り返しても裏地が出てこないよう配慮された縫製になっており、まくり上げたり、折り返したりの幅があり、適宜袖丈を調整していただけます。
ファブリックは、コットン・ナイロンのサテン織り。しなやかで軽量の中厚生地となります。
クラシックな雰囲気をベースに、少々の愛嬌のようなテイストが加わった Another 20th Century らしいプロダクトです。細かなディテールは非常に丁寧に、また意図をもって配され、クラシックと遊びごころの両方の高揚感を感じていただけるコートとなっています。

デザイン、ディテール等変更点はありませんが、ボディの生地は前回と変わっています。

 

面白味を感じさせてくれるデザインながら、かえって真面目なディテールが際立ち、真面目なアイテムという印象で伝わってくるのが不思議です。
生真面目ではなく、遊び心がありながらの真面目という感じで、重々しい、仰々しい雰囲気になることは避け、あえて素材感を軽めにして、重厚な雰囲気というよりは、軽やかでスタイリッシュな路線を指向しているように思います。

 

クラシックなようでいて、今っぽくもあり、格好いいけど、茶目っ気みたいなものを感じる。なんとも味わい深いアイテムです。

また、このハーフコート丈の丈感が使いやすいかと思います。

 

Another 20th Century – River Runs Over
col : Olive Drab / Black
size : M / L
price : 52,800 in tax

 

順調に入荷が遅れている ARAN から、格好いいジャケットが届きました。
秋冬ver. の GB Blouson です。

Outline
イギリスルーツのブルゾンジャケットをオリジナルでアレンジした ARAN の定番モデル。
ラグランスリーブのシンプルかつベーシックなデザインに、チンストラップ付きの襟、フロントは比翼でダブルジップ、サイドにアジャスター、ポケットは外側2つ、内側1つ、コットンの総裏地付き、といった堅実なディテールを備えます。
生地はウールギャバジン。細番手のウール糸を高密に打ち込んだ綾織地でシワになりにくく、弱撥水機能もあるファブリックとなります。
シルエットはジャストフィット、ジャストサイジングのブルゾン型となります。
トラディショナルなルーツを感じさせながらも、堅苦しくならないアレンジを利かせ、デイリーでカジュアルなコーディネイトで使いやすいジャケットに仕上げています。

 

シンプルかつベーシック、ゆえに上質で丁寧、これが ARAN です。
奇をてらったことをするわけではありませんが、それでもクラシックやトラッドのど真ん中ということでもなく、絶妙のさじ加減でアレンジしてくれます。

 

ARAN – GB Blouson
col : Navy
size : 1 / 2 / 3
price : 45,100 in tax

 

最後は comm.arch. の定番ニット。
ブランド発足当初からつづいている SADDLE BB です。

Outline
ブランド定番モデルとなるミドルゲージのクルーネックニットです。
素材は、オーストラリア産メリノウール(ヴァージン・エクストラ・ファインウール)となります。”SUPER 110″ に相当する超極細繊維をカシミヤ用の紡績機を用い、軽くて柔らかく、膨らみのある毛糸に紡いでいます。
ニッティングは東北の手横編み機職人の手によるハンドフレームとなり、ミドルゲージニットとしては最高レベルの柔らかさと肌触りの好さを感じていただけます。
シルエットはスタンダードなフィット、ジャストサイジングを見据えたごく標準的なサイジングとなります。

 

この素材でこの紡績、そしてハンドフレーム。シンプルでベーシックなルックスながら、至れり尽くせりの内容で、間違いない着心地です。そして、本当にモノが良ければルックスにも品の好さとして表れます。
ベーシックなクルーネックニットとしては、もはや並ぶものが無いような気がします。

 

Alpen Sheep、やさしいベージュ。

Dk Wood、やさしいブラウン。

Dk Marine、今季の新色、湖面的ダークブルー。

Coalmine、かなり黒に近い、スミクロ。

 

comm. arch. – Hand Framed Saddle B.B.
col : Alpen Sheep / Dk.Wood / Dk.Marine / Coalmne
size : 3 / 4
price : 22,000 in tax

 

新作入荷盛りだくさん、今週末もみなさまのフルスイングをお待ちしております!

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
10月30日(月) 定休日

HAVERSACK.

HAVERSACK より新作入荷です。
ベスト、カーディガン、パンツ、どれも存在感のある HAVERSACK でしか生み出されないアイテムです!

 

少し前にご紹介したリバーシブルのベスト、別生地ver.
今回はコットン・ナイロンのリップストップは同じで色違い、裏面はコーデュロイ、ブラウンです。

Outline
リバーシブル仕様のベスト。
コーデュロイ生地の面は、シンプルでクラシカルなデザイン。
コットン・ナイロンのリップストップの面は、身頃周りにプリーツポケットを連ねた独特なデザイン。
2タイプの素材・デザインを備え、さまざまな着こなしで活用できます。
シルエットはルーズフィットながら、全体としてはコンパクトな設計となります。シャツやカットソーの上からはもちろん、ジャケットのさらに上から羽織ったり、コートのインナーとしたり、コーディネイトの幅を広げる面白さを持ったベストです。

 

シンプル・クラシックなベストではなく、HAVERSACK ならではのデザインの力がしっかり込められていて、両面でそれぞれ異なる、しかし同等の魅力を備えていると思います。つまり、きっちり2着分の働きをしてくれるはずです。

 

HAVERSACK – Reversible Vest
col : Brown*Beige
size : M / L
price : 36,300 in tax

 

つづいては HAVERSACK Attire のレーベルから、珍しい雰囲気の丸襟カーディガンです。

Outline
ボアニットのクルーネックカーディガン。
生地はポリエステル素材の毛足の長いフェザーヤーンによる5ゲージニット。非常い軽く、チクチク感も無く、丸洗いできる生地となります。
ゆったりした胴まわりながら、全体としてはコンパクトな印象で、独特な素材感とシックなデザインとが調和して、HAVERSACK らしいトラッドな雰囲気をたたえます。
コーディネイトの中で、静かな存在感を放つカーディガンとなっています。

 

“Attire” ラインらしい、ちょっとしたトラッドテイストが感じられ、シックな雰囲気です。
ブラックや濃いグレーのセンタークリースのパンツをパリッと穿いて、ベレー帽など合わせて、フレンチ・シックと洒落こんでみるのも格好いいと思います。

このタイプの格好良さは、HAVERSACK なればこそ、しかも “Attire” ならではのものではないでしょうか。

 

HAVERSACK Attire – 5G Feather Yarn Crew Neck Cardigan
col : Black
size : M / L
price : 36,300 in tax

 

迫力のある生地と迫力のあるシルエットによるミリタリー調パンツ。

Outline
しっかり厚地のミリタリーデザインのパンツです。
両サイドの片マチ付きのフラップポケットがミリタリーテイストを演出。大ぶりなポケットで生地の強さに負けず存在感充分です。
ウエストはコードが付いてベルトレスも可能。フロントボタンフライ、膝部分にプリーツが入ります。
生地は 14oz のヘビーオックスを使用。太番手の糸の引き揃えで織られたがっちり厚地の頑丈な生地となり、40年代、50年代のヴィンテージの生地のような雰囲気です。
シルエットは股上の深いワイドテーパード。たっぷりとボリューム感のあるルーズな尻まわり、股まわりから膝下から絞りをかけた HAVERSACK 得意のバランスです。
しっかりしたファブリックが使われていますので、穿きこみ、生地が馴染んできた時にさらに魅力が増しそうです。

 

かなり厚地ヘビーで、目が粗く、古い年代の生地のような面構えです。
このヘビーな生地をふんだんに使ったワイドシルエット、HAVERSACK 特有の尻が落ちて強くテーパードするボリューム感のあるフォルムですが、これによってさらに存在感を増幅させています。

 

AVERSACK – Heavy Ox Military Pants
col : Brown
size : M / L
price : 27,500 in tax

 

本日はプロ野球のドラフト会議。
みなさんは指名されましたでしょうか。

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
10月30日(月) 定休日

SOUTIENCOL – Slip On.

SOUTIENCOL のマスターピース、Slip On コートが今年も入荷しました。
いよいよ秋本番です!

 

今シーズンのカラー展開は、ベージュとネイビーということになりました。ベージュはここ数年使われてきたベージュの継続、ネイビーはこれまでいくつかの種類が使われてきましたが、最も定番的に使われてきた、濃い、暗いネイビーとなります。

昨年の玉虫カーキがネイビーに差し替わったということで、悲喜こもごもかと思います。
実際に、玉虫カーキを楽しみにしていた人もいらっしゃれば、ネイビーの復活を喜ぶ人もいらっしゃり、また、昨年ベージュとカーキを大迷いした人にとっては、ベージュの1択ができて助かったということもあるでしょう。
まあとにかく、いずれにしても間違いない2カラーとなっております。

 

恒例の Fuzz 公式の説明文です。

============

SOUTIENCOL のマスターピースと呼ばれ長年展開されているステンカラーコート “Slip On”。

ファブリックはクラシックなOlmetex 社のイタリア製バーバリークロス(コットンギャバジン)。 しっかり目が詰まり、滑らかで強靭な生地となります。

Slip On が評価される大きなポイントでもあるラグランスリーブのナチュラルショルダーは、肩から袖にかけて自然な曲線を描き、肩の大きい、小さいを問わずに美しく見せます。ジャケットの上からのオーバーコートとして定義されていますので、アームホールは相応の大きさがございますが、この肩まわりの秀逸なパターンニングによって、ばたつかず、ジャケットを着ても、着ていない状態でも、美しいシルエットをつくり出してくれます。
スリーブは一枚袖のつくりで、これもこだわりのディテールとなりますが、シームを最低限にすることでより美しく見せるためのものです。

ファスナー留めのデタッチャブルのライナー、袖口のベルトの仕様、クラシックなAラインシルエット、などなど、すべてがクラシックな仕様でつくられており、流行に左右されずに、時代の変化にも揺るがない内容となっており、 20年前からパターンやディテールを変えずにつくりつづけられていることがこれを証明しています。

確かな品質、トラディショナルなディテール、そしてSOUTIENCOL の真骨頂でもあるベストバランスなシルエットと3拍子揃い、間違いなく長く愛用していただけるコートであると言えます。

=================

細かな仕様変更などは今年もありませんが、サイズ表記とライナーの柄が変わっています。
昨年、1、2、3、4、という表記でしたが、分かりにくいという声があったのか、もとに戻りました。
44、46、48、の3サイズ展開となります。

 

袖のベルトのアジャスターにフラップポケット。

 

今年のライナーの柄は、ブラックウォッチ。
やりました、間違いないですね。

 

ライナーは胴部のみのタイプで、ファスナーによる着脱仕様です。

 

内ポケット。

 

バックのアンブレラヨーク。

 

ボタン付きのスリット。

 

しっかりした襟腰が付いているのが大きな特徴です。襟に高さと立体感が出ることで、トラッドな風情が滲みます。

 

シルエットはややゆったりのAライン。タイトではなく、あえてルーズにしたというものでもなく、クラシックなフィットです。

 

おそらく、このシルエットは本当のクラシックと呼んでいいものだと思います。誰にとっても細すぎず、緩すぎず、着た人のほとんどがこれはスタンダードなフィット感だと感じられるという。
これは太宰治を読んで、読んだ人のほとんどが 『これは俺のことだ』 と思うのと同じで、古典と呼べるかどうかのものさしになるものだと思います。

シルエットをまったく変えることなく、タイトでなければ悪であるという時代を生き抜き、ルーズ全盛の時代も生き抜いてきたわけですから、トレンドとは一線を画して、安心して長く着られるという感覚が持てる、やはりこれは大きいと思います。

 

SOUTIENCOL – Slip On
col : Beige / Navy
size : 44 / 46 / 48
price : 129,800 (税込)

 


 

最後に、昨年にデザイナーの三浦さんが Slip On について語った文章を再掲しておきます。昨年も載せているので、覚えている人もおられると思います。読んでいない人は是非。

 

『Slip On コートについて』 by 三浦俊彦

素材も型紙もサイズも中の芯地に至るまで、25年前から何ら変わっていない。デザインした当初はベーシックなステンカラーコートの拘りノウハウをこの新型に落とし込んだ。「男のコート姿は後姿に色気がある」が持論で、特に裾が歩くたびに揺れることに粋を感じる。この部分の芯地が重要で理想の芯地を使っている。コートの襟の型紙は外回りのバランスが重要で、地衿は 1mm 控えてある。地衿芯は以前は、エラス芯といってテーラードと同じホルマリンで加工されたジュート麻をバイアスにカットして使っていたが、現在このエラス芯が劇薬指定で使えなくなり、似かよりになった。

コートづくりのノウハウはデザイナーになる以前、生産の経験によるところが大きい。もちろんAラインのシルエットと絶妙な着丈のバランスがこのコートの真骨頂。コートは他のアイテムと違い、打ち合わせが深くボタンが奥に付いている。台衿付きなので第一ボタンにかけて微妙にカーブしている。これは服の基本を熟知している証拠。
雨ブタのフラップ(ガンパッチではない)や雲型フラップ、背のヨークなどは古い英国のトレンチコートのデザイン。1枚袖ラグランはナチュラルショルダーを標榜するデザイナー三浦の拘りでもあり、研究され尽くしている。

素材はイタリアのコート素材の老舗 Olmetex社のバーバリーに拘り、同じクオリティを当初から使い続けている。使うほどに風合いも良くなり経年変化を楽しめる素材です。この会社は環境にも関心が深く、数年前には撥水加工の溶剤を環境負荷の高かったデュポン社製を止めて他社に切り替えました。撥水効果の劣化は少なく、少々の雨でもはじき快適です。
昔はレインコートの老舗B社も使っていましたが、今が高価で使えません。これだけ打ち込みのいいバーバリーは Olmetex社だけ。
数年前、このOlmetex社と三浦のコラボした素材がパリのプルミエール・ヴィジョンで発表されたことがある。長年築き上げられた信頼関係もあり、バーバリーの別注色でオリーブやラズベリーレッドをオリジナルでつくって好評だった。

縫製工場は、元々B社のバーバリーのコートを縫っていた工場で、近年最高のコートが仕上がった。工場泣かせの目の詰まったバーバリーで縫いづらく、ライナー付きでパーツも多く嫌がられる要素いっぱい。年々国内の縫製も難しくなる中、貴重な工場でマスターピースはつくり続けています。

 

*********************
Fuzz
東京都新宿区新宿1-7-3
三栄ビル4F
13:00–21:00 (平日・土) / 13:00–20:00 (日・祝)
月曜定休

Real Shop
Online Shop
Instagram

----------
10月30日(月) 定休日