POSTALCO / Zip Up Jacket
フリーアームのブラックデニムジャケット。
背面、肩の部分にスパイラルな縫い目を入れ、斜めの縫い目に沿ってプリーツのように生地に余分を取っています。これにより、腕の可動域が広がり、特に両手を前や上に上げた際にスムースな動きが得られます。
生地は日本製のブラックデニム。11オンスのジャケットとしてはミディアムウェイトの中厚地です。
経糸に黒、緯糸も晒糸ではなく黒糸にすることで、プレーンな色合いのデニム地となり、色落ちも少しゆっくりなものとなります。
シルエットはゆったり感を感じながらも、ルックスとしてはすっきりしています。フロントのハンドウォーマー型のポケットと内側にやや大きめの内ポケットが備わります。
made in JAPAN
■オリジナルのスパイラルショルダー
『デニムジャケットは動きにくい?動きにくいアウターを着ていると、腕を上げたら上着の裾も一緒に上がって、やわらかいお腹が見えてしまいます。日本製のすばらしいデニムを使って、動きやすいジャケットをつくりたいと思いました。できるだけ自由に動けるようにと考えた、新しいジャケットです。熟練のパタンナーと一緒にプロトタイプをつくって、シンプルな見た目かつ、これまでのデニムジャケットでは考えられなかった、腕に自由な動きをもたらす構造にたどり着きました。』
■素材について
『デニムの産地として、60年以上の歴史を持つ広島県福山市で織った国産のデニム地を使っています。このデニム地のいいところは、重すぎなくて、堅すぎなくて、デニムの特長である色落ちを楽しめるところ。福山市は、着物から現代のワークウェアまで、繊維の歴史がある産地として知られています。』
■カラー
Black (ブラック)
■素材
コットン 100%
■サイズ
M … 着丈 70 cm / 身幅 64 cm / ゆき丈 83 cm
L … 着丈 75.5 cm / 身幅 68 cm / ゆき丈 86 cm
171 cm / M 着用 (鏡越しの写真です)
● POSTALCO (ポスタルコ)
NY のブルックリンでスタートして、現在は東京を拠点にしています。毎日使う物を先入見なしに観察して、そこにモノ作りの契機とヒントとインスピレーションを見つけています。ロゴが伝書鳩なのは、もともと手紙でのやり取り、コミュニケーションにインスパイアされたからです。
そもそも革製の書類入れから始まり、衣類、レインウェア、ペン、キーホルダー、バッグなど他のアイテムにも、独自の考え方を応用していきました。東京を拠点にして20年以上が経ちましたが、日々の暮らしに日本のものづくりの技術を活かせる途を見つけ出すこともポスタルコのテーマです。
性別、年齢、国籍を問わずに愛されるそのプロダクトは、永く使われることを想定して作られていて、生活することを軽くみないで、そこにこそ驚きや、発見のよろこび、Fun (たのしさ)をみつけようとする姿勢につらぬかれています。
そのデザインの特徴は、Understatement(控えめ)でありながら、Utility(実用性)にすぐれていて、どこかしら Warmth(ぬくもり)があります。